先日、ある企業から営業の電話がありました。
少し前に私が資料を請求した会社でした。
やたらとハイテンションで馴れ馴れしい言葉づかい
(お客様に対して「○○だよね」とか、「うん」と返事をする、など)で、
不安をあおるような言葉と褒め言葉を織り交ぜながら、
その会社の商品の素晴らしさを熱く長く語られましたが、
なにせ高い!!
一介のパート主婦がおいそれと買える金額ではありません。
ちなみに、送られてきた資料やホームページには値段の記載は一切なく、
その電話で初めて値段を知りました。
それでも向こうはお構いなしに話を進め、
断ろうとしても強引に食い下がり、
しまいには勝手にローンの計算を始めました。
そりゃあ、もちろん、興味があったから資料を請求したのですが、
正直、その電話でかえって私の気持ちはドン引きしてしまい、
むしろ「絶対に買うもんか!」と思いました。
たしかに、ただ資料を送っただけでは、
ほとんどの人はそのまま忘れてしまい、契約まで至らないでしょうから、
企業として利益をあげるために、電話をして売り込みをかけ、
契約を取り付ける・・・というのも分からなくはありません。
ただ、
そうやって半ば強引な方法で取りつけた契約って、どうなのかな~?
と思うのです。
検索してみたところ、
この会社の強引でしつこい勧誘を断り切れずに契約してしまったけれど、
後悔している・・・という人がたくさんいました。
そして、そういう人たちの大部分は、
せっかく買った高額な商品を活かせていないことが多いようです。
しつこく食い下がって強引に契約を取り付ければ、
一時的に利益は出るかもしれません。
しかし、それによってネット上にこの会社を批判する書き込みがあふれ、
消費者センター等にも相談が寄せられていることが知られたりして、
企業のイメージをダウンさせてしまうのなら、
かえって会社にとってマイナスなように思えてなりません。
これって、ある意味、ネットワークビジネスにも当てはまります。
タイトル獲得や未来の成功のため・・・、
などとしつこく何度もアップラインから言われ続け、
半ば洗脳状態で多額の商品を購入してしまった・・・
という人が本当に多いのです。
そのせいで、かえって経済状態が悪化して苦しんでいる人もたくさんいます。
それに、ダウンさんには「あなたのため」なんて言ってても、
結局はなんだかんだ言っても自分のためだったりするんですよね。
そして、そういうことが積み重なると、
その会社やビジネス、さらにビジネスに携わる人たちへの悪評に繋がり、
マイナスイメージを持たれる原因になって、
ビジネスがやりづらくなってしまいます。
でも逆に言えば、
本気でそれを望んでいる人なら、
無理に売り込んだり、しつこく言い聞かせたりなどしなくても、
自分の方から欲しいと言ってくるでしょうし、
自主的に望んで買ったもの、それも高額なものならなおさら、
無駄にしないように頑張って活かそうとすると思うのです。
私たちのビジネスでは、
そもそも興味のない人には声をかけません。
アップラインから商品の購入を求められることも一切ありません。
「本気で必要としている人は、自主的に行動する」
私たちのビジネスは、これが徹底されています。